

中国で誕生した紅茶は、イギリス人がこよなく愛したからこそ、世界中に広がりました。
イギリスは、貴重品である紅茶を中国から獲得しようとしたために、アヘン戦争が起こり、また独立戦争の勃発を背景に、インドやスリランカが開拓されました。
インドでは、イギリス人によりアッサム種という新しい茶樹が発見され、現在の紅茶スタイルが確立されていきました。
イギリスでは王侯貴族により紅茶の習慣が誕生し、広く普及していきましたが、紅茶はとても高価なものでした。
貴族や商人が集い、政治や哲学の議論をする社交の場として、当時はコーヒーハウスが流行していました。
イギリスで初めて紅茶を販売したのは『ギャラウェイコーヒーハウス』で、広告に茶の効能を書いて宣伝しましたが、まだ高価だったため広く庶民にまでは広まりませんでした。
その後、小さな食料品店を営むトーマス・リプトン(Lipton)は、輸入業者から直接紅茶を仕入れ、格安での販売に大成功し、庶民にも紅茶が飲めるよう広めました。
「紅茶園から直接ティーポットへ」という名コピーで、その後リプトンは世界の紅茶王となります。

紅茶にはダージリンティーといった産地別の名称のほかに、
グレード(等級)という、葉の大きさを表す名称があります。
ワインや日本酒のように品質をあらわしているのではなく、
グレードに分けられることによって、茶葉の形状を判断し、蒸らし時間の目安が決まります。

| SFTGFOP | Special FTGFOP:FTGFOPの中でも特例的な最上級品。 |
|---|---|
| FTGFOP | Finest TGFOP:ゴールデンチップスの多いTGFOPのさらに上級品。 |
| TGFOP | Tippy Golden FOP:金色の新芽、ゴールデンチップスが含まれた上級品。 |
| FOP | Flowery Orange Pekoe(フラワリー・オレンジペコ):枝先の貴重な新芽。 |
| OP | Orange Pekoe(オレンジペコ):枝先から2番目の小さな葉。 |
| BOP | Broken Orange Pekoe:オレンジペコのブロークンタイプ。 |
| CTC | Crush, Tear and Curl :短時間で濃く出るように茶葉をつぶし裂いて丸めたタイプ。 |
| F | Fanings :粉末状のとても細かな茶葉。 |
| D | Dust:製造過程で”ふるい”をかけた時に出る粉を集めたもの。 |
| ◎ 1 | 各グレード名の最後に「1」がつくのは、その農園の同グレードの最上級品。 |